「キミは知らない」大崎梢
何か小説を読みたいと思いながら図書館をふらふらしていると、きれいでいい雰囲気の表紙の本が目に入りました。手に取って冒頭を少し眺めてみるとどうも「先生と生徒の恋愛もの」のよう、で面白そうと思い借りました。ところが読み進めてみると「龍が如く」でした。
話のあらすじは、「主人公の女子高生が突然学校を辞めてしまった非常勤の先生を追って知らない町に行き、そこで予想もしないような事件に巻き込まれる」、という話です。
事件というのはざっくりいうと「お家のいざこざ」。誰が敵で誰が味方なのか、何が正しくて何が嘘なのか、何の目的で事件に巻き込まれているのか、主人公の女子高生の取り巻く環境が目まぐるしく変わっていきます。
単純に恋愛小説が読みたかったけど、目まぐるしさに引きつけられて結局最後まで読んでしまった。